応募する前に知っておきたい!求人票からブラック企業を見抜く方法4選

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転職先として「ブラック企業は選びたくない」と思っていても

実際には入社してみないとわからないですよね?

企業選びの段階でブラック企業を引く確率を下げるには

どうすればいいのでしょうか?

そんな悩みを持つあなたに5回の転職を経験してきた私が

求人票からブラック企業を見抜く方法を詳しく解説していきます。

この記事を読めば

応募する前に怪しい企業を選択肢から外すことができる。

いい企業と出会える確率が高くなり転職の回数を減らすことにつながる。

今の仕事をしながら効率よく、いい企業を探すことができますよ!

目次

ブラック企業の定義とは?

高層階のビルを見上げているアングルの写真

実はブラック企業についての定義はありません。

厚生労働省も明確に定めていないのが現状です。

この記事では以下の3点をブラック企業の定義と捉えて解説していきます。

・極端な長時間労働やハラスメントが常態化している

・残業代や未払い手当などの違法労働が行われている。

・採用、離職が繰り返され、社員が使い捨てになっている。

あなたが気になっている企業が、これから紹介するブラック企業にありがちなポイントに当てはまっていたら要注意です。

一緒に確認してきましょう。

応募を避けるべき企業の特徴4選

STOPと書かれた八角形の道路標識

5回の転職活動の中で

これから紹介する特徴がある企業へ3回、入社したことがありますが

身体的・精神的に耐えられず、すべての企業において短期で辞めています。

すぐに辞めてしまうと、あなたのキャリアに傷がつきその後の転職活動に支障をきたすようになるのは間違いありません。

私のように転職で失敗する人を絶対に増やしたくないので

ブラック企業を引く確率が高い内容を4つ厳選しました。

まずは、あなたが応募する企業の特徴が以下の内容に当てはまっていないか確認してみましょう。

1年中採用を行なっている

定期的に求人情報を見ていると

ずっと募集している企業がありますよね。

その理由として、2つパターンが考えられます。

入社した人が辞めてしまう

企業の規模を大きくしていて人手が必要

②の場合であれば、長期で募集していても問題ありませんが

①の場合だと問題ありです。

企業のホームページやSNSを調べて

特別なことを行なっていないのに経営状態が悪い

ブログやSNSがずっと更新されておらず、新入社員が入社した様子がない

上記のことがわかれば何か問題があるかもしれないので警戒してください。

未経験者の給料が高すぎる

たくさんのお札を両手にもって広げている女性

求人票を見ていると未経験者でも給料が高い企業があることに気づきます。

いい企業だ!とすぐに飛びつくのではなく、なぜ給料が高いのかを考えましょう。

業界経験者の場合は

企業の即戦力となるため

給料面で優遇されることはあります

未経験者の場合は、そこが評価されているわけではないので

高い給料である理由として次の2点が考えられます。

高い給与を提示しないと人材が確保できない

固定残業代(みなし残業代)をつけて給与額を高く見せている

①は人手不足の業界や、需要が減少している業界の求人票でよく見ます。

具体的には

「運送業」「建設業」「介護業界」「旅行業界」「飲食業界」「百貨店・アパレル業」「学習塾」

などの業界は気をつけた方が良いです。

②の固定残業代とは残業時間の上限を定め、その時間分の残業をするしないに関わらず一定の残業代として支給するものです。

企業によっては固定残業代を超えてしまった金額はもらえない(サービス残業になる)場合があるので、しっかり求人票を確認する必要があります。

企業側の意図として、支給する残業代を固定することで

社員のコスト管理をしやすくしている一面があります。

時期によって仕事量の差が大きい業務の場合はバランスが取れていることもありますが

1年中忙しい業界では

求人票に記載されている固定残業時間内に仕事を終えることはめったにありません

求人票で「固定残業時間代◯時間を含む」というワードを見たら

日常的に長時間労働を強いられると思ってください。

ちなみに、私が経験した業界では

毎月、固定残業代を大きく超える長時間の残業を強いられていました。

アットホームに要注意

手作りの家のミニチュア

「アットホームな会社です」という言葉を見ると、一見良いイメージを持ちますが気を付けるべきワードの一つです。

ここで考えるべきことは

誰にとってアットホームな職場なのかということです。

例えば、あなたがこれから所属する部署の人数が少なかった場合

人間関係や仕事の進め方があなたに合わず

相談できる人が周囲にいなければ、心身共につらくなってしまいます。

それがきっかけで病気や精神的な不調をきたして、職場復帰が難しくなることも。

つまり、長く勤めている社員にとってはアットホームな職場でも

あなたのような新人にとっては地獄の職場となる恐れがあるのです。

他にも「やりがい」「挑戦・チャレンジ」「成長」「笑顔が絶えない」「家族」などの聞こえのいい抽象的なワードがある場合も注意してください。

そういう会社は、仕事内容や福利厚生面で魅力をアピールできないので何とか人材集めをするために精神面で訴えている可能性があります。

具体的な仕事内容が記載されていない求人には軽い気持ちで手を出さないようにしましょう。

応募条件が甘すぎる

パソコンのキーボードの上に座っているぽっちゃりした黒猫

求人票の応募条件の中で要求されるスキルが不要

「学歴不問」「経験不問」「未経験者歓迎」などのワードを見ることがあります。

就職活動をしている立場からすると

「この条件なら強みがない私でも大丈夫かも」という気持ちになりがちです。

私も自分に強みがないと思っていた時はそう考えて魅力的な求人だと感じていました。

でもちょっと待ってください!

企業側はなぜこんな甘い条件で採用するのか考えてみてください。

それは「スキルがなくても体が動く人なら誰でもいい」と考えているからです。

実際に入社してみると過酷な労働環境だったり長時間労働が当たり前な状況が多いです。

最悪の場合、身も心もボロボロになり

こんなはずじゃなかったと後悔

退職せざるを得ない状況になるわけです。

もし、今あなたが甘い応募条件の企業を選ぼうとしているなら

使い捨てのコマとして働く未来しか見えていないので

一度立ち止まって自己分析をしてみてください。

少しでもあなたの強みを活かせる求人を探し

後悔しないためにも進むべき道を再検討してみましょう。

1人で考えるには限界があるので無料で登録できる転職エージェントを活用し、担当者と二人三脚で転職活動を進めていくことをオススメします。

より良い会社を選ぶために確認すべき内容

choiceとかかれた矢印が2つ左右に向いている

ここまでの内容に注意して求人票を見るだけでブラック企業を引く確率はかなり下げられるはずです。

さらに良い会社を選ぶために

他にも勘違いしてはいけない内容があるので

入社後にこんなはずじゃなかったと思わなくて済むように合わせて確認しておきましょう。

賞与○ヶ月支給について

求人票を見ていると

この会社こんなにボーナスが出るんだ!

お金欲しさに飛びつきたくなることがあると思います。

しかし勘違いしてはいけないのが、それはあくまでも

前年度実績の話ということです。

これは私も経験がある話ですが

入社したい会社の前年度の業績が好調で

ボーナスをたくさん支給していた時期があったのですが

入社後は業績が悪くなり、求人票に記載されていた

ボーナスの額はもらえず落胆したことがあります。

賞与◯ヶ月分支給は入社した年に絶対もらえるわけではないので

決して賞与の金額だけを見て惑わされないようにしましょう。

週休2日制について

カレンダーの30日に赤丸をつけている

あなたが仕事だけではなく、プライベートも充実させたいなら

休みがしっかりもらえる会社がいいですよね。

もちろん給料も休みも希望どおりもらえるのが一番ですが

どちらかを選ぶ場合

長く会社勤めを続けていくことを考えると

絶対に休みを優先することをオススメします。

そこで

休日を優先したいと思ったあなたが、知っておくべきワード3つあります。

1. 週休2日制

2. 完全週休二日制

3. 年間休日数

この3つのワードを理解して求人票を見れば

休みをしっかり取れる会社かどうか

見極められるようになりますよ!

「週休2日制」と「完全週休2日制」

この2つ、言葉は似ています

理解していないと休みの日数がかなり変わってきてしまうので

一緒に覚えておきましょう。

【 週休2日制 】

1週間に2日間、休みを取れるが忙しい時は週休1日の時もある。

1ヶ月に1回でも、週2日の休みがあれば良いとされている。

つまり、週に2日休みがあるとは限らないので要注意!!


【 完全週休2日制

1週間のうち2日は、必ず休みが取れる。

やむを得ず休日出勤があった場合は、別日に振替休日が取れるようになっていることも

週休2日制の会社は、休みが少ない場合も多いので

確実に休みがほしいなら完全週休2日制求人票に書いている会社を選べば間違いありません。

週休2日制でも、しっかり休みが取れる会社もあります
年間休日(120日以上)を見て判断しましょう。

年間休日について

求人票には、年間休日数が書いてあります。

毎週2日休みで、GW・お盆・年末年始の休暇が取れる会社がいいなら

年間120日以上の休日が書いてある企業にすると

しっかり休みをもらうことが可能です。

週休2日制の会社でも、毎週2日休める計算で休日があると考えていいでしょう)

ですが、業種によっては120日以上休める会社が見つからない場合もあります。

年間休日が100日を切っている

週休2日が難しかったり、長期休暇は取れない可能性もあります。

そこを有給を使って長期休暇を取れるようにしていたり

仕事が忙しくない時期に、休みを増やしてカバーしているのか。

そのあたりは、転職エージェントを通して

会社に聞いてもらうといいでしょう。

担当の方が企業と求職者の間に入ってくれ

直接聞きにくいことも代わりに聞いてくれます。

求人票だけでは分からないこと、載せていないこともたくさんあるので

気になる部分があれば、どんどん聞いて不安材料を減らしておくことも大切ですよ。

プライベートの時間を削ってでも

高い給料が約束されるのであれば構わない

という考えであれば、休みが少ない会社への転職も有りですが

個人的には、オススメしません。

休める時間が少ないと

体力的にも精神的にも辛くなってしまい

また転職をする確率があがってしまうからです。

私が転職経験をした5つの会社の休日情報について比較してみました。

【体験談】
スクロールできます
週休2日制 /
完全週休2日制
年間休日
A社完全週休2日制122日
B社記載なし112日
C社記載なし112日
D社週休2日制125日
E社週休2日制120日以上
過去の転職先5社の休日条件 比較表

【A社:完全週休2日制 / 年間休日122日】

・忙しい時に休日出勤することが年に10回ほどあった。

振替休日を取ることもできたが、結局タイミングがなく振替ができないまま休みが流れてしまったことも。

完全週休2日制でも、休みが週1になってしまったことも年に数回あった。

【B社:記載なし / 年間休日112日】

・メンテナンス業で、取引先に呼ばれたら休日も関係なく、行かなければいけない状況が多い

・あまりにもブラックすぎたので1ヶ月で辞めた。

・とても週休2日取れるような職場ではなかった

【C社:記載なし / 年間休日112日】

・メンテナンス業で、取引先から緊急の修理やメンテナンスの依頼があれば

休日でも現場に行く必要があった。

・こちらもブラック企業で、このままいくと身体を壊す未来しか見えなかった。

・実際、辞めたあとに一緒に働いていた人たちが次々と体調を崩していった。

【D社:週休2日制 / 125日】

・半年間の勤務中、休日出勤はなく週休2日は守られていた。

【E社:週休2日制 / 120日以上】

・E社が現在の職場となるが、休日出勤は年に数回程度。

・休日出勤をしたときも、必ず振替休日が取れる体制が整っているため

週休2日が守られている。

採用人数と採用理由について

壁際のイスに座っている5人の男女

仕事内容や条件面を見て悪くないなと思ったら採用人数と採用理由にも注目してみてください。

特に採用人数が多い会社は、入れ替わりが多い職場の可能性が高いです。

新しい会社や支店の立ち上げ時に多く採用する場合は除きます。

また、採用理由が欠員補充の場合

既に人が退職していることが多いですが

近いうちに退職する人がいる可能性も。

後者のパターンで、嫌な思いをした私の体験談を紹介します。

【体験談】

修理やメンテナンスも行う営業職で採用されたとき

先輩が退職まで残り2ヶ月というタイミングで入社したことがあります。

県外から転職したため営業先の土地勘がなく、技術的な経験もありませんでした。

先輩は担当地域を短時間で引き継ぐことに焦りを感じており

私の習熟度を気にかける余裕もなく、質問をしても

作業中はあまりゆっくりできないから終わってから聞いて」と言われ

現場でしっかり教わることができませんでした。

また、現場で機械の仕組みがわからず質問したことがあり

その時は教えてくれたのですが、複雑な機械のため

一度で理解するのは到底無理なことでした。

そこでも「それこの前教えたよね?ついてきてくれないと困るよ」

言われ、こんな教育体制で業務を続けていくのは困難だと悟りました。

すべてにおいて不慣れだった私にとって、精神的にかなりきつい職場でした。

業界や組織の規模により、企業文化や教育体制も様々ではありますが

採用理由が欠員補充の場合は、ハローワークの相談員の方や

転職エージェントの担当者に募集の背景を聞いておきましょう。

求人票以外で確認しておきたいこと

オレンジ色のデスクに置かれた白いキーボードと5個一列に並べられた黄色い星のオブジェ

求人票をしっかりみることも大事ですが

他のサイトを確認することで、より確実にブラック企業かどうか見極めることができます。

過去に法令違反がある

厚生労働省が毎年発表している「労働基準関係法令違反に係る公表事案」から

過去に法令違反をしたことがある企業リストを見ることができます。

ここに掲載されているということはブラック企業である確率が高いということです。

違反をする会社は違反をする企業文化があるので、やる会社は何度も繰り返します。

特に歴史が長い企業ほど企業文化は変わらないので

悪い体質が染み付いた企業を避けるために

気になっている企業が含まれていないか一度調べておきましょう。

口コミサイトで明らかに評価が低い

求人票をみて企業調査に最善は尽くしたけど、やっぱり応募して良いか不安。

実際に働いていた人に話を聞けたらいいのに

と思っても

なかなか難しいですよね。

そこで参考になるのが口コミサイトです。

有名なサイトでいうと

転職会議」「open work(オープンワーク)」といったものがあります。

書かれていることが絶対に正しいわけではないですが

悪いことがたくさん書かれている場合は、ある程度参考になるのでオススメ。

口コミを見る時に注意することは

企業規模が大きく、支店や事業所が多数ある場合です。

どの場所で書かれたものかがわからないので

企業全体が悪いという評価はできない場合があります。

かなり前の投稿しかない場合は

参考にできないことも多く

見れば見るほど不安が増すこともあるので

口コミは信じすぎないようにしましょう。

転職エージェントを利用しよう

かたい握手をかわすビジネスマン

ここまでの内容を踏まえたうえで

求人票を見ても、よさそうな企業が見つからず

自力で求人を探すことに限界があると感じていませんか?

普段あなたが検索して見ているのは公開求人とされ

実は、公にされていない非公開求人というものも存在します。

それを持っているのが転職エージェントです。

転職サイトと転職エージェントを通した企業を比較すると

後者の方がブラック企業を引く確率が下がります

理由としては、企業側の立場からすると

エージェント経由で採用活動をする方がコストが高くなるので

自然と採用した人材を大事にしようという意識が働くからです。

私は、5回の転職の中で色々なエージェントサービスを利用してきましたが

一番満足度が高かったのがリクルートエージェントです。

サービスを利用して良かった点をまとめてみたので参考にしてください。

メンタル面の不安がかなり抑えられる

② 定期的に非公開求人を紹介してもらえる


③ 求人票に載っていない企業情報を共有してもらえる

就職活動は孤独感を感じる場面が多くあり、内定が決まるまで常に不安感があります。

エージェントサービスを利用することで担当者と二人三脚で就職活動を進められるため

1人で進めていくよりもメンタル面の不安はかなり抑えられると思います。

エージェントサービスを利用すると、自力では見つけられない求人を紹介してもらえるのが魅力です。

なかでもリクルートエージェント取り扱い求人数がダントツに多いのでオススメです。

企業に直接聞きにくいようなことも仲介役となって質問してくれます

求人票に載っていない企業情報も共有してくれるため判断材料が増え

応募するか迷う機会を減らせるので時間を有効活用できます

また、エージェントが取り扱っていない求人票でも気になるものがあれば担当者に見せて応募しても良さそうか相談してみてください。

業界の特徴を把握している方であればアドバイスがもらえることもあります。

エージェントサービスの利用料は無料なので、安心して利用することができますよ。

さいごに

山頂に三角の旗を立てて両手をあげている男性

これまで紹介してきたことをフル活用すればブラック企業にあたる確率は限りなく下げられますがゼロにできるわけではありません

就職活動をしていると周囲の動向が気になり、取り残されるのではないかと焦ってしまいます。

5回の転職を経験した私が就職活動中に意識していたこと

人と比べたりせず、自分と常に冷静に向き合えているかということです。

性格や志向、適性やバックグラウンドも全て違う応募者たちと同じ土俵で勝負する気持ちが強いと自分を見失う恐れもあります。

なので、まずは丁寧に自己分析をして

あなたの強みや弱みを理解し、就職活動する方向性がブレないように基礎を固めていきましょう。

時期やタイミングにより就職活動が長期間かかることもありますが

重要なことなのでもう一度伝えます。

就職活動は自分といかに向き合えるかが大事です。

あなたのペースで進めていきましょう。

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この記事を書いた人

北九州出身の37歳。高校卒業後目標がなく、公務員専門学校に通うも公務員にはなれず、会社員として現在に至る。
人間関係の難しさや、経済面での生活の苦しさを感じている中でリベ大と出会い、現在リベ大生として経済的自立への道を歩む為に勉強中です。

私はお金に関する話題を中心に、学んだ事を実践し記載していく予定です。

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