犬がいる家庭に贈り物をするときに
避けるべき物があることを知っていますか?
この記事では、贈り物(お供え物)として
よく使われるものを中心に
犬にとって危険な物を
紹介していきます。
贈り物を買う前に確認しておけば
犬を飼っている友人に
安全で素敵な贈り物ができるでしょう!
犬の命にかかわる大事なこと
私の実家には猫が2匹いるのですが
帰省したときに仏壇にあげていたお菓子を
猫がキレイに袋をあけて食べていた!
という事件が発生。
幸い、食べても問題ないものだったので
大事にはなりませんでしたが
自分が持って行ったお供え物を
ペットが食べてしまったら
それがペットにとって害のあるものだったら
なにかあってからでは遅い!
と不安になり、危険な食べ物などについて
調べてみました。
すると予想以上に危険なものが多く
驚いたのと同時に
犬を飼う人に贈り物をするときは
贈る側も気をつけるべきだ!
と思ったのです。
猫を飼っている人へ贈り物をする場合は
こちらの記事を参考にしてください。
避けるべきお供え物 4選
お供え物に使われるもの中心ですが
危険性の高いものについては
お供え以外の場面で贈るものも紹介しています。
生花
訃報を聞いたときに、お供え物としてすぐに思いつくのは花ですよね。
白を基調としたアレンジメントは
もらった側も癒されます。
しかし、犬が口にいれてしまうと危険な花も
よく使われているのです。
花を贈るときは、以下の種類を含まないアレンジメントを頼むようにしましょう。
母の日やクリスマスに贈りがちな、あの花も危険です。
・ユリ
・アジサイ
・チューリップ
・カーネーション
・シクラメン
・ポインセチア
ユリ
お供え物として花を贈るときに
必ずといっていいほど使われているのが
ユリの花。
一輪あるだけで、その存在感は大きく
目を惹きます。
お祝いごとでの花束やアレンジメントでも
よく使われていますよね。
そんなユリの花ですが、犬にとっては全ての部位が危険。
ユリを口にした場合、
嘔吐や食欲不振、腎不全や脱水症状
視力障害を引き起こすことも。
ユリのどの成分が毒なのかは
解明されていないため
ユリのどの部位(花、花粉、葉、茎、根など)を摂取しても
危険であると考えられています。
ユリを活けていた花瓶の水を飲んだ場合も
中毒症状を引き起こすことがあるので
花を贈るときは、ユリをいれないように頼みましょう!
アジサイ
ボリュームがあり、部屋に置くだけで華やかな
アジサイは贈り物として人気ですよね。
母の日が近くなるとカーネーションとともに
特設コーナーに並んでいるのもよく見かけます。
しかし、犬が花や葉を食べてしまうと
過呼吸や嘔吐、けいれん、麻痺などの
中毒症状を起こすことがあります。
小さな花が集まっているアジサイは
小型犬でもパクッと食べてしまう
可能性もあり、危険です。
チューリップ
入学、卒業シーズンになると
チューリップを贈ることもありますよね。
春らしくて、鮮やかな色が素敵なチューリップ
これも犬が食べてはいけない花なのです。
全ての部位が危険だとされていて
嘔吐や下痢などの症状がでるとされています。
犬を飼っている人にチューリップを贈るのは
避けておいたほうがよさそうです。
カーネーション
母の日の贈り物といえばカーネーションですよね。
一度は贈ったこと、ありませんか?
ところが、犬が触ると皮膚炎をおこしてしまうことがあります。
食べてしまうと胃腸障害の原因になることも。
カーネーションは贈り物としてもらってから
しばらくは室内に飾る人が多いので
犬が触ったり食べたりするリスクが高くなるので避けておきましょう。
シクラメン
花が少ない冬の時期に
贈り物にすることも多いシクラメン。
寒い時期は室内に飾って楽しむ人も多いでしょう。
しかし、犬が食べてしまうと
神経麻痺や胃腸障害を起こしてしまうことが。
大量摂取してしまうと不整脈やけいれんを起こし
命をおびやかす可能性も。
特に危険なのは根っこ部分ですが
花や茎、葉でも中毒症状がでることもあります。
犬を飼っている家庭に贈るのは
避けた方がいいでしょう。
ポインセチア
クリスマスの時期によく見かけるポインセチア。
キレイな赤と緑の葉が、クリスマスにぴったり!
贈り物にすることもありますよね。
しかし、犬にとってポインセチアは毒。
葉と樹液に毒性があり
食べると嘔吐や下痢の症状が
樹液に触れると皮膚炎になる可能性があります。
お菓子
お供え物にお菓子を贈ろうと思っていませんか?
仏壇には、おいしい食べ物があると
知っている賢い犬もいるので
万が一、食べられても大丈夫なように
口にいれてはいけない食べ物を
把握しておきましょう。
パン
かわいい黒柴を飼っていたことがあるよ!
犬を飼っていたときに
食パンの耳をあげたことがあったそうですが
翌日、耳に吹き出物がたくさんできてしまい
かゆそうにしていた事が。
近所の人に、その話をしたところ
犬にパンをあげてはいけないと注意されたことがあります。
パンを絶対にあげてはいけない
というわけではありませんが
小麦アレルギーを持つ犬もいるので
過剰にあげるのはNG。
人間の食べ物なので
犬にとっては塩分過多、カロリー過多になってしまいます。
惣菜パンや菓子パンには
危険食材が含まれている可能性もあるので気をつけましょう。
手土産に、おいしいパンを買っていくときは
犬に食べさせないよう、注意してください。
パンの袋は密封されていないものが多いので
犬でも簡単に中身を食べることができてしまうかも。
仏壇に供える際は、危険な食材が入っていないパンを選びましょう。
チョコレート
チョコの入ったお菓子を、お供え物として選ぶこともありますよね。
ところが、チョコレートは犬にとって危険な食べ物!
チョコやココアの原料であるカカオに含まれている
「デオブロミン」を分解する能力が低いため(人間は問題ありません)
中毒症状をおこしてしまうのです。
下痢や嘔吐の症状からはじまり
進行すると命にかかわる危険性も!
カカオ含有量が多い、甘くないチョコレートは
より中毒症状がでる可能性が高くなります。
ココアにもブラックチョコレートに劣らないほど
デオブロミンが含まれていて危険。
お菓子やパンなどにもココアパウダーが使われているので
チョコ系のお菓子を贈るときは
犬に近づけないように気をつけましょう。
ぶどう(レーズン)
犬にとってブドウは毒性が強く
腎臓に悪影響をおよぼすことがわかっています。
最悪の場合、命を落とすこともあるので
レーズンやぶどうを使った加工品も
食べさせてはいけません。
レーズンバターサンドやゼリーなど
贈り物にしがちなお菓子もあるので
レーズン入りの物やぶどうが入ったものは
選ばないようにしましょう。
カフェイン類(コーヒー、紅茶、お茶)
コーヒーや紅茶、お茶を犬が飲んでしまうと
カフェイン中毒になる危険性があり
血管収縮、けいれんなどを引き起こす可能性が。
小型犬であればコップ1杯分のコーヒーや
緑茶に含まれているカフェインが致死量になってしまいます。
紅茶や抹茶のクッキーなど
お茶を加工したお菓子にも
カフェインが含まれているので危険です。
ハンドクリーム
人間にとってはいい香りでも
犬にとっては不快に感じる香りがあることを知っていますか?
柑橘系の酸っぱい香りが苦手で
鼻にしみるように感じるそうです。
柑橘系の香りは、好きな人も多く
贈り物としても選びがちですよね。
犬の苦手な香りだとは知りませんでした。
あらゆるシーンでの贈り物に使われる
ハンドクリームですが、舐めてしまう犬もいます。
そもそも、口から摂取することが想定された商品ではありません。
小型犬の場合は、少量であっても健康に害をおよぼす
可能性があるため、舐めさせないように注意しましょう。
犬が舐めても大丈夫なハンドクリームも販売されています。
これなら飼い主さんにも安心して使ってもらえますね!
線香・お香
お供え物の定番である線香ですが
苦手な香りである柑橘系のものは避けましょう。
犬が近づいて煙を近くで吸い込んでしまうとむせてしまいます。
お香の種類によっては添加物が多く含まれるため
タバコと同じくらい害があるとされています。
線香やお香を贈るときは
煙が少ないタイプのものを選ぶようにしましょう。
結局、何を贈ればいいのか?
犬にとって危険なものが多すぎて
何を贈ればいいのか分からなくなりますよね。
ですが、飼い主でも危ない物だと知らずに
家に持ち込んでいるものも多く
犬たちがリスクの高い生活をしていることもあります。
私はペットを飼っていませんが
動物は大好きです。
かわいいペットたちにとって
危険な物だと知りながら
それを贈ることなんてできません。
特に花は飾るものなので
興味本位で犬がかじってしまう可能性も。
お供え物として贈るのであれば
犬が触れても大丈夫なもの
危険な花が含まれていないものを選びましょう。
直接触れないように花が囲ってあるものや
触れても安全なLEDライトの商品なら贈りやすいかもしれません。
お菓子に関しては
個包装のものを仏壇に供えないようにしたり(箱のまま置くなど)
することで回避できるかもしれません。
お菓子ではありませんが
「三輪の神杉」は木箱の中に個包装されたそうめんが入っています。
やんちゃでパワフルな犬でなければ
中身を食べられることはない、と思います。
高級感もあり、極細麺でのどごしがよく
お供え物にオススメですよ!
私自身、ペットがいる家庭に贈り物をするときに
覚えておきたくて、まとめたものですが
同じように友人が大切にしている犬のことを想って
読んでくれた、あなたにも参考になれば嬉しいです。
ネコを飼っている人に贈り物をする場合は
こちらの記事を参考にしてください。
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