ネコがいる家庭に贈り物をするときに
避けるべき物があることを知っていますか?
万が一、あなたの贈り物が原因で
大切なネコちゃんの身に何かあったら
後悔してもしきれませんよね。
ネコにとって危険な物はたくさんありますが
この記事では、
贈り物(お供え物)として
よく使われる物を取りあげています。
飼い主も知らないNGな贈り物もあるので
あなたの大切な人と
大切な人の家族であるネコちゃんに
危険がおよばないように気をつけてあげましょう。
ネコの命にかかわる大事なこと
最近、ネコを飼いはじめた実家。
仏壇があるので、帰省すると必ずお供えをしているのですが
私が仏壇に置いていたお菓子をネコが食べてしまった!
という事件が発生。
袋をキレイに開けて中身だけ食べていたそうで
病院へ連れて行ったところ
問題はありませんでしたが
ネコが食べると命にかかわる物もあるので
気をつけるように指摘されたとのこと。
それを聞いて贈る側も危険なものは避けるようにしなければと
調べてみたところ
危険なものが思った以上に多くて驚きました。
少量で命をおびやかすものも存在するので
お供え物や贈り物をしようと考えている
あなたにもぜひ知っておいてほしいのです。
気をつけるべき贈り物 4選
本やペット関連のサイトを使って調べてみたところ
花や観葉植物などの植物系とお菓子を贈るときに
避けるべきものがあると分かりました。
生花
お供え用の生花を贈ろうと思っているなら
ちょっと待って!
ネコにとって危険な植物は700種類以上。
供花によく使われている花のなかには
ネコにとって毒となるものもあります。
・ユリ
・スズラン
・ポトス
・アイビー
・ポインセチア
お供え物としてあげることはないと思いますが
観葉植物にも非常に危険なものがあるので
一緒に紹介しています。
もし、ネコを飼っている家庭に
飾られていたら危険だと教えてあげましょう。
ユリ
ユリ = 猛毒
花を一口かじっただけでユリ中毒になることもあります。
葉、花、茎のほか、花粉や花を活けた水を舐めるのもNG。
口にいれた場合は急性腎不全になり
最悪の場合は命を落とすことも。
花や葉を食べていなくても
ユリの近くを通ったときに
花粉がネコの体に付いてしまい
毛づくろいをした際に口に入ってしまうというケースも考えられます。
命をおびやかす危険性があるのに
ユリがダメだと知らない飼い主さんもいるので
ネコを飼っている人の家にユリの花があったら注意してあげましょう。
ユリの花を趣味で育てたり
部屋に飾っていたこともありますが
ユリの花粉は粘着力が高いため
服などにもくっつきやすく、軽く払った程度ではまったく落ちないどころか
さらに花粉をひろげてしまい、汚くなってしまいます。
服やネコの体についてしまうと
毒をつけて家じゅう歩き回ることになりかねません。
花粉がつくと落ちにくくて嫌だったのと
花びらに付くと見映えが悪くなるため
室内に飾る時は、おしべを切り取っていました。
もし、ユリの花がネコのいる家庭にあった場合は
おしべを切っておくだけで花粉がなくなるので
リスクは下げることができます。
ですが、直接かじってしまったり
花瓶の水を飲んでしまってもダメなので
ネコを飼っている家に
ユリの花を贈るのは絶対に避けましょう!
供花や大きな花束には、存在感のあるユリの花が使われがち。
ユリを入れないように伝えて注文するか
最初からユリが含まれていないものを選びましょうね。
スズラン
白くて小さい花が素敵なスズラン
私も好きな花ですが、ネコにとっては毒!
全部位が危険で
食べると嘔吐、下痢、腹痛のほか
心臓に負担がかかってしまうことも。
どうしても贈りたい場合は
ハーバリウムなら、倒さないように気をつけてもらえば安全ですよ。
仏壇におけなかったとしても
お部屋に飾って楽しんでもらうこともできますね。
ポトス
観葉植物の定番であり
葉の形がかわいくて部屋にあると癒されるポトス。
ネコが葉に触れると皮膚炎を
食べると口内の腫れを引き起こします。
植物好きな人に贈りたいと思っているなら、やめてください。
ネコが葉っぱに触れるだけで危険な植物
贈り物には違うものを選びましょう。
アイビー
部屋に吊り下げて飾るとオシャレなアイビーは
室内に飾っている人も多いので要注意!
ネコにとっては全部位が危険です。
食べると嘔吐、下痢、腹痛などの症状を引き起こします。
見た目も素敵で観葉植物としても人気なので
プレゼントにする人もいるかもしれませんが
ネコにとっては危険しかないので
贈るのはやめておきましょう。
ポインセチア
ネコが葉や茎を食べると
嘔吐や下痢を引き起こします。
クリスマスの季節に室内に飾る家庭も多いですが
ネコがうっかり食べてしまったら
楽しいクリスマスが台無しになってしまいます。
ポインセチアを贈るのは避けましょう。
造花にしておけば安全?
造花をかじってしまうネコもいるので
中の針金が口の中を傷つけてしまう可能性も。
消化不良になったり、のどに詰まらせてしまうことも考えられます。
生花のように毒にはなりませんが
必ずしも安全とは言いがたいですね。
お菓子
ガサガサと袋の音がすると
「ご飯だ!」
「おやつだ!」
と思って飛んでくるネコも多いです。
仏壇に、そんな袋に入った
お菓子が置いてあったら
それは食べ物だ!
と賢いネコは気づいてしまいます。
中身を出して置いていないから大丈夫!
と安心してはいけません。
実家のネコにやられて経験済です。
贈り物をする家庭のネコちゃんが
仏壇に手を出さない子かどうかは
分かりませんよね。
ネコの身を守ってあげるためにも
危険なものを避けた贈り物を選び
万が一、食べられてしまっても問題ないようにしておきましょう。
缶入りお菓子ならネコに開けられる可能性が低くなりますよ。
猫好きな人への、お供えに贈ったら大変よろこばれました。
チョコレート
ネコがチョコレートを食べてしまうと
カカオに含まれる「デオブロミン」という成分により
中枢神経、循環器系、腎臓などに影響をおよぼし
最悪の場合は命を落とすことも。
チョコレートクッキーなどのお菓子も食べさせてはいけません。
人間の食べ物にはネコにとって過剰な糖分や
塩分、脂肪分なども含まれているので
友人の家にいったときに
ネコがお菓子を欲しがってきても
あげないようにしましょう。
ぶどう(レーズン)
ぶどうやレーズンを食べると中毒症状を引き起こし
急性腎不全を発症してしまう危険性があります。
レーズンバターサンドも贈り物として人気ですが
ネコのいる家庭には贈らないほうがいいでしょう。
プリン
プリンを贈り物やお供え物として持っていくこともありますよね。
やわらかくて食べやすいので
ネコが食べても大丈夫そうに見えますが
添加物などが入っていると身体によくありませんし
卵や乳製品アレルギーを発症する可能性も。
牛乳を与えるのもNGです。(ネコ用のミルクを与えてください)
単品で仏壇に置いていたら
プリンのふたは、爪でひっかいて開けられそうですよね。
ギフト用の箱ごと供えておくなら大丈夫かもしれません。
パン
人間用は与えないようにしましょう。
食べてはいけない食材が入っていることもありますし
入っていなかったとしても
アレルギーや消化不良を起こすこともあります。
ネコのアレルギーは皮膚症状が出やすく
顔や首周り、お腹、足などが
赤くなったり、かゆくなる可能性があります。
カフェイン類(コーヒー、紅茶、お茶)
コーヒーや紅茶、お茶を贈ることもありますよね。
ネコがカフェインを取ってしまうと
心筋と中枢神経を刺激し
呼吸切迫やけいれんなど、
カフェイン中毒の症状を見せることがあります。
コーヒー、紅茶、お茶を使った加工品にも
カフェインは含まれているので
ネコが食べてしまうと危険です。
ナッツ類
クッキーや焼き菓子にもよく入っているナッツ類。
脂質が多く含まれているため
ネコが食べると消化不良を起こしてしまうことも。
ハンドクリーム
贈り物にハンドクリームを選ぶこともありますよね。
手に塗ると舐めにくるネコもいるようです。
人間用のハンドクリームには
アロマオイルや精油が使用されていることも。
ネコはアロマオイルや精油を分解することができないため
舐めたものは体内に蓄積されてしまいます。
添加物が使用されているものも多く
ネコが取り込んでいいものではありません。
ネコが舐めても害のないハンドクリームもあります。
これなら安心して贈れますね。
線香
お供え物の定番である線香。
実は、ネコにとって線香はよくないものとされています。
特に柑橘系やハーブの香りは不快に感じるため
香りの強いものや
煙が出るものは避けたほうがいいです。
とは言っても、仏壇がある以上
線香をまったく使わないわけにはいきません。
そこでオススメなのが
煙の出ない(少ない)線香です。
短いミニ丈のものを選べば
燃焼時間が短いのでネコへの影響も少なくて済みます。
ミニ丈ではありませんが
桐箱に入った、お供えにピッタリな
ギフトもあります。
結局、なにを贈ればいいのか?
ネコのことを考えすぎて
結局、何を贈ればいいのか分からなくなりますよね?
花やお菓子は
リスクがありそうで怖い。
お供え物として贈るなら
簡単には食べられないものにしておけば安心です。
「三輪の神杉」(そうめん)は、お供え物としても喜ばれますし
木箱の中に、個包装されたものが入っているので
いたずらして中身をバラしたり、食べられたりもしにくいでしょう。
LEDキャンドルを中にいれることができる
ミニランタンも可愛いのでオススメ。
LEDキャンドルなら、ネコが触れたり倒してしまっても大丈夫。
コンパクトなので仏壇にも飾りやすいですね!
ネコにとって危険なものが多くて不安になりますが
飼い主さんも危ないものはある程度
理解したうえで飼っているでしょう。
私の実家の場合は
庭に捨てられていた子猫を保護して
突然飼うことになったという経緯もあり
まだまだ知らないことが多く
家族全員で勉強中です。
一緒に暮らしていない私も
贈り物をする側として危険なものを知り
できるだけネコの近くに持ち込まないようにしてあげたい
という思いから記事を書いています。
あなたにとって大切な人の
大事な家族であるネコちゃんにとっても
安心で安全な贈り物をしてあげましょう。
イヌを飼っている人に贈り物をする場合は
こちらを参考にしてください。
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