友人の親が亡くなったことを後から聞いて
香典や贈り物をいつすればいいか悩んでいませんか?
友人の実家が、これから初盆を迎える場合は
贈り物をするのに、ちょうどいいタイミングです!
今のうちに準備をしておきましょう。
お盆の時期にピッタリな贈り物も紹介していきます。
初盆に贈り物をするときのマナーは?
初盆のタイミングで贈り物をすると決めたものの
相場やマナーが分かりませんよね。
特に、お盆のマナー(風習・しきたり)は
地域によって違いがあることも多いので
あなたの出身地以外の地域に贈る場合は
「地域名 初盆 マナー(風習)」
で一度、検索しておくことをオススメします。
お盆の期間が、8月ではなく7月の地域もあるので
8月に贈り物をしたら
お盆が過ぎていて失礼なことをしてしまった。
ということもあるので気をつけましょう。
贈り物をするときは
友人に連絡をして、お盆のマナーを確認しておくのもいいですが
地域特有のマナーがあると気づいていない場合があるので
やはり、調べておいたほうがよさそうです。
相場はどのくらい?
初盆の相場は
3000円〜5000円 程度
友人の親が亡くなった場合は
相場内で香典やお供え物を用意するのがいいでしょう。
金額が高くなりすぎると
先方が用意していた返礼品では間に合わず
後から追加の返礼品を送らせてしまうことになるので
気をつけましょうね。
「のし」の付けかたは?
お供え物にかける「弔事用のし紙」は結び切りで黒白か黄白のものを選びましょう。
表書きは
・香典なら「御仏前」
・お供え物なら「御供」「御供物」
にしておけば失礼はありません。
「内のし」「外のし」について聞かれた場合は
・直接渡すなら「外のし」
・郵送なら「内のし」
にすることをオススメします。
外のし」とは?
贈り物を包んだ包装紙の外側に「のし」をかけること
「のし」が一番外側になる。
直接渡す場合は「外のし」にするのが一般的。
「内のし」とは?
贈り物を包んだ包装紙の内側に「のし」をかけること
(上)包装紙
↓
のし
↓
(下)ギフト箱
となる。
※郵送の場合「外のし」にすると途中で破れたり濡れたりする可能性があるため「内のし」で贈るのが一般的。
※「二重包装」で注文すれば「外のし」をかけた上から、さらに包装紙で包んでもらえるので、選べる場合は二重包装をするのも有り(ネットで注文した商品を持参する場合などにオススメ)。
ただし、SDGsの観点などから過剰包装をするお店が減っているので、頼みたい場合は事前に問い合わせをしましょう。
訪問するときの服装は?
落ち着いた雰囲気の普段着であれば大丈夫です。
ただし、ジャージや部屋着
派手な色や柄のものは避けたほうがいいですね。
訪問先の遺族も、ずっと喪服を着ているわけではなく
落ち着いた雰囲気の服装で過ごしている場合が多いようです。
訪問時の具体的な服装としては
・男性は、暗い色(黒やグレーなど)のシャツとパンツ。
・白シャツに黒のパンツでもOK。
・女性は、暗い色のワンピースが無難。
・お盆の時期は暑いですが、肌の露出は控えてください。
・ストッキングも履いておきましょう。(喪服ではないので黒じゃなくてもOK)
・お子さんは、制服があればそれを着れば大丈夫ですが、私服なら派手なものを避けていれば問題ありません。
シンプルな黒い服があれば、いいのですが
あまり黒は着ない、持っていない。
でも、わざわざ買うのはちょっと・・・という場合は
レンタルする、という選択肢もあります。
【Cariru BLACK FORMAL(カリルブラックフォーマル)】では
略喪服(平服・弔問服)のレンタルも可能で
レースワンピースやパンツスタイル
マタニティ用やキッズ用の服もそろっています。
家にあるワンピースではサイズが合わない妊婦さんや
ちょうどいい子どもの服がなくて困っているなど
一時的に必要だけど、1回着たら使わなさそう
と思っているなら
レンタルを考えてみてもいいかもしれませんね。
郵送の場合はいつ送ればいいのか?
郵送の場合は、お盆の約1週間前に届くようにしてください。
とくに初盆前は準備で忙しくされている家庭が多いので
お盆中ではなく少しだけ早めに送ってあげるといいでしょう。
遅くても法要の日の午前中までに届けばいいのですが
日程が分からない場合は
一般的なお盆(8月13日〜16日)の1週間前を目安に送りましょう。
郵送の場合は、発送したら必ず友人に連絡してあげてください!
差出人がわからない荷物が急に届くと
受け取っていいのか迷ってしまいます。
友人以外の人が受け取ったときに
名前ではわからず、受け取り拒否をされる場合もあるので
事前に連絡をして、荷物が届くことを伝えておいてあげましょう。
初盆にオススメの贈り物 10選
暑いお盆の時期にピッタリなものから定番品まで
実際に頂いたものや贈ったものなど、体験談も交えて紹介します。
そうめん
母の初盆に友人からもらったことがあります。
実家のある地域では、お盆の最終日にそうめんを供える風習があるので
故人と一緒に食べることが出来て嬉しかったです。
実際にもらったのは「三輪の神杉」
極細麺で、のどごしが良いので食欲がなくても食べやすく
いくらでも食べられそうな美味しさに感動しました。
島原素麺「白光」は
お盆のお供え物として贈ったことがあります。
こちらも極細麺で、個包装。
非常に食べやすかったと喜ばれました。
「三輪の神杉」よりも少しだけお手頃ですよ。
ゼリー
常温で日持ちするので、夏の贈り物にピッタリ!
ずっしりとした重さがあるので、持参する予定だと持ち運ぶのが大変な場合もあるので気をつけてくださいね。
夏バテと、大事な人を亡くしたショックから
食欲がないという友人でも
ゼリーなら食べられるかもしれません。
わらび餅も、涼しげで夏にピッタリですよ。
コーヒー好きな友人には、甘さ控え目のコーヒーゼリーもオススメ。
焼き菓子
常温保存ができ、日持ちするものを。
夏場なので、溶けにくいものを選びましょう。
キャラメルサンドクッキーは
手土産でいただいたことがあるのですが
キャラメルの甘ったるさが得意ではない私でも
また食べたいと思うくらい美味しかったです!
上品な甘さで、コーヒーや紅茶にとてもよく合います。
夏場は冷やして食べるのもオススメですよ。
和菓子
和菓子もお供え物の定番品ですよね。
伊藤久右衛門の和菓子ギフトは
最中(もなか)やプリン、わらび餅に抹茶あめと
和菓子好きではなくても、食べたくなるような詰め合わせです。
抹茶好きの友人やご家族に喜んでもらえそうですね!
海苔(のり)
日持ちする期間が長い海苔(のり)もお供え物として、よく選ばれています。
お菓子なども日持ちはしますが
たくさん頂くと
食べきれずに賞味期限が切れてしまった、なんてことも。
海苔なら、ご飯と一緒に食べられるので
お菓子を食べない人や
子どもがいる家庭にも喜ばれそうですね。
生花
迷ったときは、生花を贈るのも定番です。
プリザーブドフラワーも素敵なものが増えていますが
やはり生花のあざやかな色・香り・鮮度にはかないません。
故人が花好きだったことを知っている場合や
お庭で花を育てている家庭には
花が好きな人がいると思うので
生花を贈ってあげるのもいいでしょう。
友人が実家ではなく
私の家に生花を贈ってくれたことがあったのですが
水を替えたり、花がら摘み(枯れた花を取る作業)を
毎日することで、とても心が癒されました。
なにより部屋に花のある生活を送ることで
新鮮で明るい気分になれたのを覚えています。
プリザーブドフラワー
生花をあげても、お世話をする余裕がない人や
花のお世話の仕方が分からない
男性のみの家庭に花を贈りたいときは
水を替えたり、枯れた花を取る手間がかからず
もらったらすぐに飾れるプリザーブドフラワーがオススメです。
ガラスドームに入ったものや
箱に入っているものなど
花瓶いらずで、ありがたいですよね。
小さくてオシャレなものも多いので
マンション住まいの方や
コンパクトな仏壇を置いている家庭にも
ピッタリなものが見つけられますよ。
キャンドル
キャンドルは、母の初盆のときに実家へ贈りました。
ハスの花の形をしたLEDキャンドルを2個。
花の部分がLEDで、色を変えながら光ります。
キャンドル立てとしても利用できるので
中にキャンドルをいれて火を灯すこともできますよ。
コンパクトな仏壇を置いているので
大きな提灯を置くスペースがない
でも、お盆は故人が帰ってくるので
灯りはたくさんつけていてあげたい!
故人の霊が、自宅に戻ってくる道がわかるように灯りをたくさんつけて道を照らしてあげる、という意味合いがあります。
そんな家庭にはピッタリの贈り物です。
電池式でコンセント不要なので、出し入れも設置も楽。
お盆の時期は、お供え物や花などが
仏壇の周りにたくさん置いてあるので
置き場所を自由に変えられるのは大きなメリットです。
小さいお子さんや、ペットのいる家庭では
LEDの灯りだけにしておけば火をつけなくていいので安全ですよ。
若い家庭向けだと思っていたのですが
実家にきた祖母が大変気に入り、同じものがほしいと言っていました。
年配の方に贈っても喜ばれるかもしれませんね。
実際に贈ったのは、こちらの2個セットのものです。
線香
お盆の間は、故人が自宅に帰ってきている期間なので
線香をあげる家庭も多いでしょう。
お供え物として贈る場合は
高級感のあるものや香りがついているものを選ぶと
特別感があって喜ばれますよ。
香典(現金)
香典を渡す場合の金額は
3000円〜5000円 程度
ですが
直接渡す場合は、多くの人がお供え物も一緒に持ってきます。
香典だけでも失礼ではありませんが
訪問時は、香典と一緒に
お菓子などのお供え物も持って行きましょう。
地域によっては、お供え物も持っていくのがマナー
とされているところもあるので、確認しておきましょうね。
来年以降も、お盆に贈り物をするべきか?
友人の親の初盆であれば、来年以降は贈らなくても大丈夫です。
遺族側も、返礼品を準備する必要がありますし
特に面識がないのであれば
毎年贈り物がくるのは遺族側も
申し訳ない気持ちになるかもしれません。
友人の親と面識があり
生前お世話になっていた場合は
贈ってもいいでしょう。
さいごに
初盆は遺族にとって初めてのことばかり。
しかも通常のお盆とは違い
初盆のときだけの風習や決まりごとが多数ある場合も。
あなたの友人も分からないことばかりで
疲れているかもしれません。
そんなときに
あなたの贈り物で友人の気持ちが少しでも癒されたら嬉しいですよね。
可能であれば自宅や実家を訪問して
ぜひ、あなたの顔を見せてあげてください。
疲れているときに
友人の顔を見るだけで、なんだか元気がでるのです。
お盆の帰省にあわせて
しばらく会えていない友人に
お供え物を直接渡すのもいいかもしれませんね。
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